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私たちのこだわり

- Our Concept -
ピーマン栽培に対する私たちのこだわりをご紹介いたします。

こだわり

天敵昆虫を利用した農法

(ハウス内の昆虫たち)
天敵昆虫をハウス内で常に維持するために、餌場(バンカー)を設けたり、購入天敵昆虫の定期的な放飼など行なうなどして、さまざまな工夫をしています。化学農薬の代わりに納豆などを利用した微生物を散布し、良質な菌体で植物を覆い、悪い菌を近づけないようにしています。
温度が高く、作業環境の厳しい中での農薬散布は非常につらい作業です。そこで農薬の代わりに害虫の天敵になる「天敵昆虫」を導入することで農薬散布の回数が約1/5までに減少しました。
東南アジアから来た外来種の害虫ミナミキイロアザミウマなど、今までの農薬では効果が無く、大きな被害が出た時でも、天敵昆虫の効果は大きく、最終的には実質ゼロまでになりました。

IPM(統合的病害虫・雑草管理)農業を実践しています

IPMとは病害虫や雑草防除において、化学合成農薬だけに頼るのではなく、天敵・防虫ネットなど様々な防除技術を組み合わせ、農作物の収量や品質に経済的な被害が出ない程度に発生を抑制しようとする考え方のことです。
これに基づく防除技術は安全・安心な農産物の安定生産と、環境への負荷を軽減した持続多能な農業生産を両立させるために有効です。

IPM技術の中でも特に「天敵」の利用が盛んで、高知県は日本で1番天敵を利用しています。

コンピュータによる環境制御

複合環境制御システムを利用して、ハウス内の温度、湿度、CO2濃度、日射比例灌水と連動させて、ピーマンにとって最適な環境になるようコントロールしています。

土壌還元法で病害虫に強い土づくり

化学薬剤を使わない環境に優しい土壌消毒で、有機物を混和後、ビニールで覆い、微生物や太陽熱・発酵熱による複合的効果によって土壌病害虫を抑制します。

IPM農業と統合環境制御による大きな成果

天敵農法や環境制御を中心とした、さまざまな取り組みの結果、農薬散布は劇的に減りました。
ハウス内の環境は快適になり、働く人にも優しく、農薬によるストレスのかからないピーマンは、のびのびとして最後まで良質の実を付けます。
環境にもお客様の健康にも優しい、大切に愛情込めて育てたピーマンをお届けしています。

ピーマンの豆知識

ピーマンとは

ピーマンの語源はフランス語の「ピマン」で「唐辛子」という意味です。唐辛子の仲間で、カプサイシンを含まない唐辛子の甘味種を改良して作られた品種です。パプリカ・フルーツピーマンなどの種類がありますが、一般的に売られている緑色のものは未熟なうちに収穫されたもので、収穫しないで置いておくと赤やオレンジに色づきます。

ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れない!

ピーマンには、ビタミンが豊富に含まれています。
特にビタミンCはレモンの2倍、トマトの4~5倍はあるといわれています。通常ビタミンCは調理することによって成分が消えてしまいますが、ビタミンPが壊れやすい性質のビタミンCを熱や酸化から守ってくれるうえに、吸収を高める役割をしています。また、油で炒めることによってβ-カロテンの吸収力がアップします。
ピーマンはビタミンCを補給するには最適な野菜といえます。

脂肪燃焼でダイエット!

ピーマンには唐辛子などに含まれる成分カプサイシンが変化したカプシエイトが含まれています。カプサイシンと同様に、体温上昇効果や体内脂肪を燃焼させてエネルギー消費を促進します。これらの効能により、ダイエット効果が期待されます。また、血管内に中性脂肪がたまるのを防ぐ働きがあるので、不純物を排出するデトックス効果もあります。

血液サラサラ効果や冷え性も改善!

ピラジンは、ピーマンの香り成分です。血液が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにする効果があります。血流がよくなることで代謝が良くなり、むくみや冷え性、肩こりの改善、肌トラブルなどの解消も期待できます。血栓が原因で起こる心筋梗塞や脳梗塞の予防にもなります。

美肌・アンチエイジングに効果大!

ビタミンCは美肌効果があり、コラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。シミやそばかすを防ぐ効果や、メラニン色素を分解する働きがあるため、夏の日焼け対策に有効です。美白効果もあります。ビタミンDが血行をよくして肌を滑らかにします。ビタミンCには、抗酸化作用があり、活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぐ効果があります。

疲労回復

ピーマンは疲労回復にも効果があります。
ピーマンに含まれているビタミンAやビタミンCが細胞の働きを活性化させるからで、風邪予防にも効果的です。

免疫力アップ

ピーマンには、抗酸化作用があってがんや老化を防ぐカロテンも多く含まれています。ビタミンAやビタミンEも豊富で、細胞を活性酸素の害から守り、がん予防や老化防止に有効です。ビタミンCとビタミンEは一緒に摂取することで相乗効果を生むので、ピーマンの抗酸化作用はトップクラスです。

捨てるのはもったいない!種やワタも食べよう

ピーマンの種やワタはまさに栄養のかたまりです。これらはピラジンやカリウムなどの栄養が凝縮されている部分です。新鮮なものはあまり苦味もないので、是非召し上がってください。ピラジンで血行が良くなることで育毛効果が期待できるそうです。種に含まれているカリウムは体内の余分な塩分や水分を排出する役割があります。ダイエット効果のあるカプシエイトは果肉部分より多く含まれています。

ピーマンの保存方法

空気に触れないように袋に入れて保存します。ピーマンの保存に最適な温度は10℃~14℃なので、常温保存が可能です。夏場は野菜室に入れてください。カットした物を保存する場合は、さっと流水ですすいでから、よく水気を切って袋やタッパーに入れて保存します。

ピーマンの切り方

ピーマンの苦味は縦に並んだ細胞の中にあります。そのため、細胞を壊さないように繊維に沿って切ることで苦味が抑えられます。サラダや炒め物に使うときは縦に沿って切った方が苦味を感じにくくなります。逆に煮物や茹でるときは横切りにします。苦味が水に溶け、ピーマン自体の苦味は少なくなるからです。また、ピーマンの苦味成分は油に溶ける性質があるためピーマンをサッと油に通す「油通し」という苦味減少の裏ワザがあります。
・家庭で簡単に出来る野菜の油通し
ピーマン4~5個を切った後、油(大さじ1)を混ぜ合わせラップをかけ電子レンジ(600w)で1分ほど加熱する